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キアゲハ

 2006年6月10日、大阪府池田市にある池田市立池田中学校に行きました。ふと見ると大きなキアゲハの幼虫がいます。もうすぐ蛹になりそうです。五月山が近くにあるためか、この近くではキアゲハの幼虫をときどき見かけます。ふだんは畑のミツバやニンジンの葉にとまっていることが多いのですが…。

キアゲハの終齢幼虫
2006年6月10日…大阪府池田市立池田中学校

休息中のキアゲハ
2004年10月4日…大阪府池田市市民の森

 キアゲハは、山の頂上付近や花の咲いている場所でよく見かけます。左の写真は吸蜜の途中で休憩していたものです。

 左の写真は夏型です。春型のおすは小さいのですがもっとあざやかな色彩です。

 アベリアで吸蜜中のキアゲハです。

吸蜜中のキアゲハ…1

 前翅の胴体に近い部分が全体的に黒いのがキアゲハの特徴です。アゲハチョウは同じ場所にすじの模様があります。

吸蜜中のキアゲハ…2

吸蜜中のキアゲハ
2009年8月12日…大阪府池田市吉田町

 2009年はなぜかキアゲハによく出会う年です。大阪府池田市吉田町で生き物の観察をしているとキアゲハが吸蜜に来ていました。

地面に止まったキアゲハ
2010年9月25日…大阪府池田市吉田町

 枯れ葉が舞うようにチョウが地面に止まりました。キアゲハです。翅はすれて、半分ほどしかありません。キアゲハがこのような状態になるまで生きている確立はどれくらいあるのでしょう。どのような人生(蝶生)をおくってきたのか、チョウの言葉が分かれば聞いてみたいものです。

ヒガンバナで吸蜜するキアゲハ
2010年10月5日…大阪府池田市吉田町

 秋晴れのすばらしい天気になりました。ヒガンバナにはアゲハチョウだけでなくキアゲハも吸蜜に来ていました。

キアゲハの幼虫とアカスジカメムシ
2011年8月28日…大阪府池田市桃園

 近所にフェンネルがありました。フェンネルはセリ科の栽培植物です。「アカスジカメムシがいるかな…?」と思って近づくと、やはりいました。と同時に横にキアゲハの幼虫がいるのに気付きました。なんとキアゲハの幼虫は10ぴき以上いました。

フェンネルにいたキアゲハの幼虫

残り少なくなったキアゲハの幼虫
2011年9月8日…大阪府池田市桃園

 そろそろキアゲハの蛹が見られるのでは、と思って見に行きました。蛹はありません。幼虫が4ひき残っているだけでした。キアゲハの幼虫は、食草とは別の場所で蛹になりました。

大野山のキアゲハ
2012年7月4日…兵庫県川辺郡猪名川町大野山 Photo by M.Mat.

 松本 勝さんから送られてきたキアゲハの写真です。このようにキアゲハは標高が高い場所にも生息しています。

羽化したキアゲハ
2014年5月18日…大阪府池田市桃園(採集・飼育)

 昨年2013年の秋に5ひきのキアゲハの終齢幼虫をもらってきました。近所にフェンネルを咲かせておられる方がいるのですが、幼虫を退治しないようにお願いしていました。終齢幼虫は10ぴき以上いました。半分は自然での蛹の越冬場所を調べるのにおいておきました。5ひきは自然での羽化のタイミングを合わせるために飼育していました。しかし、越冬蛹はいくら探しても見つかりませんでした。

羽化したキアゲハ

フェンネルにいたキアゲハの幼虫の写真
2015年5月16日…大阪府池田市室町

 玄関に植えておられるフェンネルにキアゲハの若齢幼虫が4ひきいました。春に見ることはあまりありませんでした。