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ツマグロヒョウモンのくらし

 温暖化が話題にのぼり始めたころ、すでに分布を広げていたチョウがいます。ツマグロヒョウモンです。今では町の中で最もよく見るチョウの一種類になりました。

吸蜜中のツマグロヒョウモンのオス
2006年9月16日…大阪府池田市桃園

ツマグロヒョウモンの交尾行動

ツマグロヒョウモンの交尾

ツマグロヒョウモンの産卵(ヒメスミレ)

ツマグロヒョウモンの産卵(パンジー)

ツマグロヒョウモンの幼虫(ヒメスミレ)

ツマグロヒョウモンのオスとメスの写真

カバマダラに擬態するツマグロヒョウモンのメス

越冬中のツマグロヒョウモンの幼虫

2010年8月14日…大阪府池田市細河

 2010年8月14日午後7時半ごろ、カラスウリの花の観察をしていると近くでツマグロヒョウモンが眠っていました。

吸蜜中のツマグロヒョウモンのメス
2010年8月16日…大阪府池田市桃園

 近くの家の庭のランタナの花でツマグロヒョウモンのメスが吸蜜していました。温暖化で分布をひろげたチョウとはいえ、やはり特にメスはきれいだと思います。

ビオラに産卵するツマグロヒョウモン
2011年6月2日…大阪府池田市五月丘

 花壇に植えられたビオラでツマグロヒョウモンのメスが産卵をしていました。ビオラやパンジーなどの人が植えたスミレのなかまにもよく産卵をします。道端のヒメスミレもよく繁殖に用いています。

吸蜜中のツマグロヒョウモンのオス
2011年8月28日…大阪府池田市桃園

 2011年は日本自然保護協会が自然しらべで「チョウの分布 今・昔」をしていました。対象となっているチョウのひとつがツマグロヒョウモンでした。いつもはコンパクトデジカメを持って歩いているだけでも写真に撮れると思っていたのですが、このようなときに限ってなかなかチャンスがありません。仕方がないのでカメラを持って近所を見に行きました。やはり10分もしないうちにツマグロヒョウモンのオスがいました。

ノアザミで吸蜜するツマグロヒョウモン
2012年5月19日…大阪府池田市伏尾町

 ツマグロヒョウモンがノアザミで吸蜜していました。

交尾中のツマグロヒョウモン
2012年7月4日…兵庫県川辺郡猪名川町 Photo by M.Mat.

 大野山で撮影された交尾中のツマグロヒョウモンです。松本 勝さんの撮影です。

産卵後のツマグロヒョウモンのメス
2012年10月10日…大阪府池田市桃園

 10月中旬のツマグロヒョウモンのようすです。この時期にはいろいろな状態のツマグロヒョウモンを見ることができます。産卵後のメスが歩いていました。近づくと飛ぶことはできました。道端のヒメスミレには2-3齢くらいのツマグロヒョウモンの幼虫がいました。下の写真です。

ツマグロヒョウモンの幼虫

ツマグロヒョウモンの終齢幼虫
2013年6月18日…大阪府池田市室町

 しばらくツマグロヒョウモンの幼虫を見ないと思っていたら、壁にそって終齢幼虫が歩いていました。

2013年10月22日…大阪府池田市桃園

 午前9時前、以前からツマグロヒョウモンの蛹がいくつかならんでいる場所を通りました。ちょうど羽化後時間のたっていないツマグロヒョウモンがとまっていました。下にあるのが羽化殻です。

ツマグロヒョウモンの幼虫
2014年9月20日…大阪府池田市桃園

 涼しくなってくるときゅうにツマグロヒョウモンの幼虫の姿が目につくようになります。いきなりたくさんの幼虫が見られるようになりました。終齢幼虫も多くいます。この幼虫が成虫になり、その子供が越冬します。この成虫が3化目なのか4化目なのか、いつも迷ってしまいます。

 
  ツマグロヒョウモンの蛹
2019年5月12日…大阪府池田市桃園
   鉢植えのパンジーでツマグロヒョウモンが蛹になったものを見せていただきました。ヒメスミレの周囲では蛹は時々見るのですが、パンジーで蛹化したものはあまり見ません。大切にしておられたそうです。
  ツマグロヒョウモンの蛹
2019年5月12日…大阪府池田市桃園