アカネズミを観察していると灰色の個体にも出会います。メスか若いアカネズミではと思いますがはっきりしません。
博物館の方に写真を送りました。ネズミに詳しい大阪市立自然史博物館友の会の方が確認してくださいました。それによると、
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写真の個体はアカネズミの若い個体(亜成体)です。
サイズがわからない写真での同定は顔と足です。
顔に対して目が大きい、目や鼻の周りが黒っぽくない、鼻先が細くない、体に対して足が大きいという感じです。
春と秋の二回、出産期があります。生まれた子供は1ヶ月ほどで分散して行きます。
春生まれは秋には成熟し繁殖することができます。見た目も成体と同じようになります。
体色が灰色の亜成体は、主に夏・冬、野外で目撃されます。
池田のHPを見ましたが、写っている灰色のネズミはみんなアカネズミの亜成体だと思います。
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との詳しい説明をいただきました。これで迷うことがなくなりました。
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