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クロアシボソケバエ

 北摂地域では春にごくふつうに見られるハエ目ケバエ科の昆虫です。オス成虫が多数飛んでいる場面をよく見ます。右の写真はクロアシボソケバエのメスですが、飛んでいるオスたちの下の葉にとまっていたりします。クロケバエやメスアカケバエよりもずっと小さく、オスよりメスが小さく全体が黒いのでクロアシボソケバエとしました。検索表を持っていないので同定を誤っている可能性があります。

クロアシボソケバエの写真
2012年4月25日…大阪府池田市神田

クロアシボソケバエのオス
2012年4月25日…大阪府池田市神田

 セイヨウカラシナの花にとまるクロアシボソケバエのオスです。飛んでいるものの近くを見るとときどき近くの葉で休んでいるものがいます。

交尾中のクロアシボソケバエ

 クロアシボソケバエが交尾をしています。体の大きさは6mm前後で、ほかのケバエ類、メスアカケバエと比べると一回り小さな体をしています。メスアカケバエではメスがオスより少し大きいのですが、クロアシボソケバエはオスの方がやや大きいようです。上の複眼の小さいものがメス、複眼の大きいものがオスです。

飛び立つクロアシボソケバエのオス

 クロアシボソケバエのオスが飛び立とうとしています。

クモの巣にかかったクロアシボソケバエ

 多数のクロアシボソケバエが飛ぶときには、クモの巣にかかっているものなどをよく見かけます。

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