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ニホンアマガエルはアマガエル科アマガエル属に分類されるカエルです。モリアオガエルやシュレーゲルアオガエルと似ていますが、これらはアオガエル科アオガエル属のカエルです。分類でも異なります。目を前後する茶色の部分がニホンアマガエルにはある、ニホンアマガエルの口の先は絶壁状でアオガエル科のカエルのようにとがっていない、などで区別することができます。基本的には背中側は緑色です。皮膚には毒が含まれており、皮膚の粘液が目に入ると失明の恐れがあるので気をつけなければなりません。もちろん手に怪我(けが)をしている場合もカエルは触らないようにしましょう。触った後は手を洗いましょう。町の中でも見られる、最近では出会うことが少なくなったカエルのなかまでは最もよく見られるカエルだと思います。アオガエル科のカエルたちは、周囲に森や林がある環境でしか生きることができません。ニホンアマガエルは乾燥にはやや強く、周囲に森や林のない環境でも生きていくことができます。そのため町の中でも見られるのでしょう。 |
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環境によって色が変わります。保護色といいます。上の写真のニホンアマガエルは褐色です。 |
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コンクリートの壁にニホンアマガエルがいました。暗い色をしています。同じように暗い色でも、周囲の環境によって微妙に模様も違うようです。 |
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時々青色のニホンアマガエルがいるとニュースになったりすることがあります。この青色は、色素細胞の変異によるものです。小学生などが校外学習に行ったりする篠山チルドレンミュージアムでは運がよければ見られます。上の写真の青色のニホンアマガエルは篠山チルドレンミュージアムで子供が見つけてくれました。 |
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水がひかれたばかりの田んぼでニホンアマガエルが鳴いていました。鳴くのはオスだけです。のどの下の袋がふくらんでいます。声を共鳴させて大きくさせるものです。このように水田で何びきもが鳴く鳴き方を広告音(こうこくおん)といい、メスを呼ぶためのものです。 |
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田んぼにニホンアマガエルの卵がありました。水面に浮かんでいます。ふだん見るときは写真のように水中の草などにからみついて流れない状態になっています。 |
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メヒシバの茎にまだ子供のニホンアマガエルが止まっていました。 |
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プールにニホンアマガエルがいました。ただし、屋上のプールです。ふつうの建物の4階にあたります。どのようにして上ってきたのでしょう。プールなので平泳ぎのお手本に泳いでもらいました。ところが前足は体につけたままの場合が多く、平泳ぎの参考にはなりませんでした。ヒトにはまねのできそうにない泳ぎ方です。ちなみに前足には指が4本、後足には5本の指があります。 |
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「かえるがなくから かーえろ」 雨が降りそうだからアマガエルが鳴いているので帰ろうという意味だと思っていました。 夕方になるとカエルが鳴きます。それで帰るそうです。いろいろな解釈ができるものです。 確かに昼にアマガエルが鳴いたからといって雨は降らないことの方が多いようです。でも、鳴いている様子を見たくていつも探しました。やっと木の枝の上で鳴いているニホンアマガエルを見つけました。 |
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写真がニホンアマガエルのオタマジャクシだそうです。学芸員の方の説明では、体が丸い感じで、尾の幅が広く、上から背中側を見ると目が左右に離れており、背面側尾っぽのつけ根辺りに黒い点があるのが特徴だそうです。ニホンアマガエルでも5-10年は生きるだろうとのことだったので驚きました。 |
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100パーセントの自信はないのですが、ニホンアマガエルと思われるオタマジャクシが水面で口をパクパク動かしていました。偶然小さな昆虫が口の中に入りました。そのまま続けていました。 |
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この時期、田んぼの周囲にはニホンアマガエルの幼体(ようたい)が多く見られました。田んぼの中にはオタマジャクシも見られました。後ろの足のあるものが多く見られます。(オタマジャクシは後ろの足が先に出てきます。) |
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7月23日のオタマジャクシを1週間飼育したものです。もうニホンアマガエルの幼体(ようたい)になりました。 |
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