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早春にだけ咲くユリ科カタクリ属の植物です。西日本では一部の地域にしか残っていません。早春にだけ姿を見せる生き物をスプリング・エフェメラル(春の妖精)といいます。もともとは早春の植物をそう呼んでいましたが、最近は早春のギフチョウなどの昆虫でも使われるようです。小塩山にはギフチョウが生息しています。ギフチョウの幼虫はカンアオイ、ここではミヤコアオイを食べて育ちます。カンアオイの種子にはエライオソームという物質がついています。この物質を大変アリが好みます。カンアオイはアリが種子を運ぶことで分布を広げます。カタクリも同様に種子にエライオソームがあり、アリによって運ばれます。このような植物をアリ散布植物といいます。 上下の写真をクリックすると大きな画像で見ることができます。 |
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カタクリは二枚の葉の間からひとつの花を咲かせます。まれにふたつの花が咲くことがあります。 |
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白いカタクリの花も見かけます。 |
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松本 勝さんから兵庫県丹波市氷上町清住のカタクリの花の写真が送られてきました。ほかの写真は歳時記の清住のカタクリに紹介しています。 上の写真をクリックすると大きな画像で見ることができます。 |
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