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サワガニ

 

サワガニのから揚げ…?
2010年4月30日…大阪府箕面市風の杜

 ようやく小川でサワガニの姿が見られるような季節になったと思ったら、こんな姿でのご対面でした。これは、から揚げかな…?

 こんな姿ではかわいそうなので自然のようすも紹介していきます。

用水路の中のサワガニ
2010年10月17日…大阪府池田市東山

 サワガニは卵から親になるまでの間をずっと淡水の中で過ごします。モクズガニはふだん淡水の中ですごしていますが、産卵は海で行われます。

草の根を食べるサワガニ

 サワガニが食事をしていました。水路に生えている植物の葉や根でした。はさみを上手に使って食べていました。

サワガニの争い

 気がつくとけんかをしている2ひきのサワガニがいました。どちらも立派な体をしています。見たときにはすでに争いは始まっていました。一方のサワガニのはさみもありませんでした。もともとなかったのかも知れません。何度か上の写真のようにはさみで相手の体をはさんでいました。しかし、はさんで投げとばそうとするようではなく、まるで大きさを確かめているような動作でした。わたしが見始めてからちょうど10分間争いが続いていました。最後ははさみのないサワガニがゆっくりとその場を去っていきました。

渓流沿いのサワガニ
2011年6月17日…大阪府箕面市箕面

 大阪府箕面市にある箕面の滝道を歩いているとサワガニに出会います。大きな沢があるとその周辺にいるものを見かけます。

お腹のふくらんだメスのサワガニ
2012年8月22日…大阪府池田市五月山

 あぜ道の横の水の中にメスのサワガニがいました。何かが変です。よく見るといわゆる「ふんどし」が開いているようです。「どうしたのだろう」と持ち上げてみると下の写真のように小さなサワガニがぽろぽろと出てきました。

お腹の中のサワガニの赤ちゃん

 帰りにまたメスのサワガニが歩いていました。一目で大きな卵を抱えているのがわかりました。

孵化直前の卵を抱えたサワガニのメス

サワガニの子ども達
2012年9月2日…大阪府池田市五月山

 8月22日に見たサワガニの姿がとても印象に残っていました。今度は子どもを抱えたサワガニの自然での様子を撮影したいと思いました。しかし、うまく出かけることができませんでした。

 9月2日、「もう子どものサワガニは独り立ちしているだろうな」と思いながらサワガニを見に行きました。上の写真のように親のカニが抱いているときの背中の大きさが2倍ほどになった子どものカニが多く見られました。数10ぴきのサワガニを見ましたが子どもを抱いたものが見つかりません。

子どものカニを抱いたサワガニ

 あきらめかけたころ、お腹が開きっぱなしになったサワガニがいました。中から子どものカニが落ちそうです。このような姿が見られる時期も終わりに近づいてるのでしょう。

 上の写真をクリックすると子どものカニを抱いたサワガニのいる光景の写真を大きな画像で見ることができます。

サワガニのメス
2011年11月5日…兵庫県川西市黒川

 上の写真はサワガニのメスで、下の写真はオスです。サワガニの雌雄の区別は一目でわかります。お腹のいわゆる「ふんどし」の形が違います。メスは丸くて大きく腹全体を覆うくらいの大きさです。オスには長い三角形のものがあるだけです。ふだん食べているズワイガニやタラバガニでも同様です。

サワガニのオス

2011年11月28日…大阪府池田市(購入)

 参考のためにズワイガニのメスの写真を載せておきます。いわゆるセコガニ(こうばこ、せいこがにともよばれています。)です。「ふんどし」の部分が大きく、一目でメスであることがわかります。

ズワイガニのオス
2011年12月4日…兵庫県川辺郡猪名川町(購入)

 こちらがズワイガニのオスの写真です。メスとは「ふんどし」の形が異なります。

越冬後のサワガニ
2013年4月5日…兵庫県宝塚市

 いつもサワガニは春のいつごろ出てくるのかと思っていました。なかなか春になっても姿を見ないような気がしていました。サワガニがいました。穴から出たり入ったりしていました。色が黒いと感じました。

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