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テントウムシ(ナミテントウ)

 

2013年5月3日…大阪府池田市室町

 猪名川の河川敷にもたくさんのテントウムシ(ナミテントウ)が姿を見せるようになりました。そこらじゅうで交尾をしているものも見られます。上の写真も交尾中のテントウムシです。下のメスも、上のメスも赤い点は2つです。

点が4つのテントウムシ
2013年5月3日…大阪府池田市室町

 探すとこのように赤い点が4つのものも見られます。

 こちらのテントウムシには12こもの点があります。みんな同じ種類のテントウムシ(ナミテントウ)です。

交尾中のテントウムシ

 同じ種類ですから点の模様や数が違っても交尾をして子孫を残します。

テントウムシの幼虫
2013年5月27日…大阪府池田市鉢塚

 以前からほかにもテントウムシの成虫や幼虫を撮影していたのですが、昨日大阪府大阪市長居でテントウムシがいたのでこちらでもいるだろうと探してみました。やはり幼虫がそうとういました。ナナホシテントウの幼虫よりも少しけばけばしくてとげとげしい感じがします。

産卵中のテントウムシ

 上を見てウメの葉の裏を見ているとテントウムシが産卵していました。成虫の模様がこれまでのものと違いますがこれも一つの型です。

テントウムシの蛹

 テントウムシの蛹です。上の写真が横から見たもので、下の写真が上から見たところです。

テントウムシの蛹

テントウムシの前蛹

 テントウムシは完全変態の昆虫なので蛹になります。蛹になる前にしばらく食べ物を食べずに動かない時期があります。この時期のことを前蛹といいます。上の写真がテントウムシの前蛹です。蛹になる2時間ほど前の状態です。

テントウムシの蛹化

 前蛹のテントウムシを見ていると、ときどき腕立て伏せをするように体を何度かゆっくりとそらせました。

 ふだんじっとしているはずのものに違った動きがあるときは何かが始まる可能性があるときです。蛹化が始まるのかもしれません。待つことにしました。………2時間たちました。

 「蛹化や羽化のときは危険がつきものです。すごい瞬間に出会ったと思った時に、じつは羽化の失敗だったということがよくあります。蛹化や羽化はほんの短い時間で終わります。この蛹化は失敗かもしれません。明日もう一度確かめに来たいと思います。」ホームページにこのように書こうと決めて帰ろうとしたとき、前蛹のテントウムシの背中が割れて黄色い体が出てきました。蛹化の撮影ができます。

 喜んだとたん黄色く鮮やかな蛹の上にショウジョウバエのようなものがとまりました。2時間も待ったのになんというじゃまもの…!!!

 すぐに離れてはくれましたがせっかくの撮影が台無しです。離れたショウジョウバエのようなハエは3cmほど離れた場所でじっとしていました。ところが蛹化が終わったかなと思った時にすっと戻ってきてまとわりつきました。じっととまっています。えっ。ひょっとすると…。

テントウムシが蛹化するときに寄生する寄生バエ?(産卵のようすへ)

テントウムシ
2013年6月2日…大阪府池田市槻木町

 いろいろな模様のテントウムシを探してみました。

テントウムシ

テントウムシ

 これはどう見てもナナホシテントウのようですが、テントウムシです。

テントウムシ

 これはまるで別の種類のテントウムシと思ってしまいますが、やはりテントウムシです。

テントウムシの斑紋型
2014年5月15日…大阪府池田市槻木町

 河川敷の生き物を見ていると変わった模様のテントウムシがいました。一瞬ほかの種類かなと思いましたが、頭部や前胸部の模様はふつうのテントウムシです。これが斑紋型だろうと思いました。

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