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大阪府高槻市の山の中にいたヤマアカガエルの写真です。この日は3びきのヤマアカガエルが見つかりました。下によく似たタゴガエルの写真が3枚あります。ヤマアカガエルは色がやや茶色っぽいのと腹部の大きな明確な黒点ではっきりと区別をすることができます。 |
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この下の写真3枚はタゴガエルです。大阪府高槻市の山の中ではヤマアカガエルとタゴガエルが見られます。 |
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大阪府箕面市の山の中を歩いているとヤマアカガエルと思われるカエルがいました。見たのは2ひきです。背中の線が鼓膜のあたりから「く」の字に曲がっているのでヤマアカガエルで間違いないと思いました。念のため博物館の方に聞きました。 学芸員の方に教えていただきました。まず、ニホンアカガエルとの区別はあまり迷うことはないということでした。ニホンアカガエルは大阪府の北部では千里丘陵にしかいないので大阪府の北摂地域ではみられません。(後から探していると北部ではありませんが生駒山系にもニホンアカガエルがいました) 迷うのはタゴガエルだそうです。上の写真のカエルは捕まえて腹部の模様なども確かめているのでヤマアカガエルで間違いはないと思っていました。下の写真のカエルは捕まえることできませんでした。逃げられました。写真しか残っていません。タゴガエルの可能性がたかいと思っていたカエルです。つくづく山にいるアカガエルのなかまは実際に捕まえて確かめないといけないと思いました。 結局この上下の2枚の写真はタゴガエルでした。 |
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生き物の観察会をしていると子どもがヤマアカガエルを捕まえてきました。(※と思っていたのですがタゴガエルでした。)もう一人の子どもも捕まえてきたので全部で2ひきです。この時期には姿を見やすいのかもしれません。 ところがこちらのカエルもほかの写真を調べてみるとタゴガエルでした。 |
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2010年6月6日、大阪府高槻市にあるやまぶき渓谷周辺でタゴガエルの観察をしました。ただし、例年この時期にはカエルの幼体になっているはずのヤマアカガエルは、まだオタマジャクシのままでした。ほんの数ひき下の写真のように幼体になっているものがいました。 夏には渓流沿いを歩いているとヤマアカガエルの成体に出会うことがあるそうです。また、挑戦してみたいと思います。 |
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かえって日数のたっていないヤマアカガエルのオタマジャクシです。まだ、カワニナやマルタニシよりもずっと小さなオタマジャクシでした。 |
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やっと撮影できたヤマアカガエルの腹部と横からのの写真です。ニホンアカガエルやタゴガエルと明らかに違いました。黒点が大きくてはっきりとしています。(上下) |
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比べるために上にニホンアカガエルの腹部の写真を載せておきます。ヤマアカガエルやタゴガエルと違い、全体が真っ白です。 |
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子ども達がヤマアカガエルを捕まえてくると、博物館の学芸員の方はすぐに、「あっ。またヤマアカガエルや。」と言われました。なぜすぐにわかるのか不思議でした。聞いててみると、背中の色が明らかに茶色が濃い。横にも明確な大きな黒点が見える、とのことでした。言われてみると一目で違いが分かります。何でもわかると簡単です。 |
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見ただけでヤマアカガエルがわかるようにほかのヤマアカガエルも写真に撮っておきました。 ヤマアカガエルを見つけるのはけっこう苦労をしました。ニホンアカガエルやヤマアカガエルはどんどん数を減らしているカエルなのです。学芸員の方の話しでは、この両方のカエルは冬に5-10cm程度の水がたまった場所がないと産卵ができないとのことでした。そのような場所はほとんどなくなってきました。稲作が変わりました。かつての日本の稲作とともに生きてきた生き物は、時代とともに姿をほとんど消してしまったのです。ニホンアカガエルはそれだけでなく、丘陵があることも条件になっているそうです。ますます生きていくのが難しいでしょう。 |
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