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モモチョッキリゾウムシ・モモチョッキリ

 

2013年5月1日…大阪池田市桃園

 オトシブミ科の昆虫で害虫としても知られているそうです。しかし、このモモチョッキリゾウムシ(モモチョッキリ)のメスがいたのは町の中。住宅街のマンションの壁にとまっていたのです。古い学生版の日本昆虫図鑑ではモモやナシ、リンゴなどにつくそうです。桃園は昔モモの栽培がされていたと聞いたことがありますがモモの木は知り合いの家が庭に植えているものだけです。少し距離もあります。新しい図鑑を見るとビワにもつくそうです。そういえば猪名川河川敷を歩いているとビワの木がありました。いつも冬に咲く花が変わっているなと感じていました。いるのでしょうか。

ビワにいたモモチョッキリ
2013年5月3日…大阪池田市桃園

 昨日2日は寒くていそうにありませんでした。今日3日はやや気温が上がったので近くのビワの木を見に行きました。少し見つけにくかったのですが、若い実に1ぴき、若葉に1ぴき、計2ひきのモモチョッキリを見つけることができました。ふだん花しか見ていなかったビワの木にこのような昆虫がいようとは。

ビワの実にいるモモチョッキリ
2013年5月4日…大阪池田市桃園

 昨日3日のビワの木を見ると一つの実に2ひきのモモチョッキリのメスがいました。

 このようなビワにはモモチョッキリゾウムシはいつもいるようです。町の中にいたのは繁殖期で移動をする個体がいるのかも知れません。

4月のモモチョッキリゾウムシ
2014年4月3日…大阪池田市桃園

 ビワの花は冬に咲きます。そしてだんだんと実が大きくなっていきます。ひょっとするとモモチョッキリゾウムシは早い時期から活動を始めているのかも知れない、そう思い始めていました。

 2014年4月3日、モモチョッキリゾウムシを探しに行きました。やはりビワの小さな実の上に数ひきのモモチョッキリゾウムシがいました。3月下旬でも暖かい日には見ることができそうです。

交尾中のモモチョッキリゾウムシ
2014年4月21日…大阪池田市桃園

 2014年4月下旬。そろそろ繁殖が始まっているか見に行きました。5ひき以上のモモチョッキリゾウムシがかんたんに見つけられました。そして交尾をしているものもいました。やはりこの時期には繁殖の行動を行っているのです。そして4月下旬から5月上旬にはいろいろな場所で繁殖場所を求めているものに出会うのです。今年、2014年も家の壁に1ぴきのモモチョッキリゾウムシがとまっていました。

 
  観賞用のリンゴ「アルプスおとめ」の写真
2019年5月11日…大阪池田市室町
   いつの間にか勘違いをしていました。ビワに来るのはモモチョッキリで、リンゴやモモなどに来るのは別の種類だと思い込むようになっていたのです。上の写真は観賞用のリンゴの「アルプスおとめ」だそうです。
  モモチョッキリのメスの写真
2019年5月12日…大阪池田市室町
   上の写真はリンゴの葉に止まるモモチョッキリのメスの写真です。産卵に来たのでしょう。
  モモチョッキリの雌雄(オス・メス)の写真
2018年5月17日…大阪池田市室町
   上の写真はモモチョッキリのオスとメスの写真です。リンゴに来ていたものです。左下がオス、右上がメスです。オスの触覚は先のほうについています。メスはそれよりも少し後ろについています。上の写真をクリックすると大きな画像で確かめることができます。

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