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ウスバキトンボ

河川敷を飛ぶウスバキトンボ
2006年7月8日…大阪府池田市桃園

 「広報いけだ」2006年8月1日号の「池田の自然」は、「ウスバキトンボ」でした。ウスバキトンボについて分かりやすく説明されています。説明にもあるように北摂地域いったいでは、冬の間姿を見ることができません。冬越しができないのです。
 初夏、大阪府池田市ではプールなどにウスバキトンボが姿を見せます。いったいこんなにたくさんどこからやってくるのだろうと思います。

100ぴき以上のウスバキトンボ
2006年7月9日…大阪府池田市桃園

 たくさんのウスバキトンボが飛んでいます。

 2006年7月9日、大阪府池田市の猪名川河川敷のようすです。写真に写っている範囲で60ぴき、見える範囲では100ぴき以上のウスバキトンボが飛んでいます。なかには連結して飛んでいるものもいます。

連結して飛ぶウスバキトンボ

 昼の間、ずっと休みなく飛んでいるように見えます。ほんとうに休憩もせずに飛んでいるのでしょうか。

 そっと近づくと休憩しているウスバキトンボがいます。

 だいたいが1ぴきではありません。10ぴき以上が集まっていることが良くあります。人が近づくのに敏感ですぐに逃げるので休憩していることには気づきにくいようです。

昼、草に止まって休むウスバキトンボ
2006年7月9日…大阪府池田市桃園

眠るウスバキトンボ
2006年7月5日…大阪府池田市桃園

 このウスバキトンボは夜も集団で寝ていることが多いようです。夜観察に行くと何ぴきものウスバキトンボが集まっています。

集団で眠るウスバキトンボ

2006年6月28日、大阪府池田市豊島北のようすです。梅雨の間に晴れ間が時々のぞきます。プールの上をウスバキトンボが飛んでいます。ほかの人はもっと早くに見ておられるのでしょうが、わたしの初見です。

2006年7月14日、大阪府池田市豊島北のプールにウスバキトンボが飛んでいました。連結しています。今年初めてプールで産卵をしているのを見ました。

2006年7月18日、午前中は曇り時々雨。午後は雨時々曇りでした。ちょっとぐらいの雨の中ではウスバキトンボは平気なようです。午前中は大阪府池田市豊島北で、午後は大阪府箕面市稲で飛んでいました。

飛翔中のウスバキトンボ
2008年8月13日…大阪府池田市古江町

 2008年8月13日、飛翔中のウスバキトンボです。

飛んでいるウスバキトンボ
2010年8月16日…大阪府大阪市北区中津

 暑い日が続きます。最高気温は連日35℃を超えています。それでもウスバキトンボは何もないかのように飛んでいます。

ウスバキトンボの顔のアップ
2010年8月28日…兵庫県川西市多田

 ウスバキトンボの顔をアップにしてみました。左右の大きな複眼が接した部分が線になっています。

ウスバキトンボのヤゴ
2010年8月19日…兵庫県川西市小花ドラゴン公園

 水生生物の観察をしました。何種類かのトンボのヤゴがとれました。やはりウスバキトンボのヤゴもいました。水泳指導が終わった学校のプールなどでも見られます。冬には全滅します。

ウスバキトンボの羽化殻
2010年8月28日…兵庫県川西市多田

 水がたまった場所の草にウスバキトンボの羽化殻がついていました。腹部に黒い点状などの紋があるのでほかのトンボの羽化殻とは簡単に区別することができます。

羽化後のウスバキトンボ
2011年7月17日…大阪府池田市伏尾町

 水田を見ると稲の葉にトンボの羽化殻がいくつもついていました。それだけではありません。注意して探すとそこらじゅうに羽化後さほど時間のたっていないウスバキトンボがいました。羽化殻に止まっているものも半数くらいです。春に南から飛んできたウスバキトンボが産卵をし、今年のこの地域での最初の羽化が一斉に行われているのでしょう。

体が反りだしたウスバキトンボ
2011年7月22日…大阪府池田市伏尾町

 ウスバキトンボの羽化のようすを見てみよう。台風が来て雨が降ったため、雨の上がった22日に見に行きました。触るとすぐに壊れてしまいそうな宝石のようでした。

翅がのびるウスバキトンボ

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