『自由研究』…ここがポイント !!!!!!

1.

実験・観察したことは、記録に残しておこう。

 

 

少なくとも、これだけは、…!!!

◎『いつ(年月日・時刻)』・『どこで』・『だれが(記録・発見した人)』・『内容(あたりまえですね)

 

できれば、これも…!!!

◎『天気』・『気温

 

2.

『内容』では、次のことがポイントだよ…!!!

 

数や量で表そう…!!!

◎数や量で表そう。
小さなアリが、たくさんいました。ではなく…
5mmくらいのアリが20ぴきいました。…にしよう

【スケッチの見本だよ】 

五感をいかそう…!!!

◎「見る」・「聞く」・「さわる」・「味わう」・「におう」を大切にしよう。
・大切に、とは…『見ているだけでなく、スケッチをする』『ただ聞くだけでなく5分間耳をすませる』などの方法をくふうすることです。
・ただし、「味わう」ときは『安全』を確かめてください。学校の中の植物にもヒイラギナンテンのように有毒(ゆうどく)の植物があります。

スケッチをしよう。

◎スケッチで表そう。
・正しい?スケッチのしかたは、いきなりできませんね。
・でも、図工の絵ではありません。正確に表すことが目的です。『1本の線で』・『線の始まりと終わり』に気をつけてかきましょう。

【スケッチの見本だよ】 

写真で残そう。

◎最近は、写真を使った記録が多くなりました。
・『実際のようす』が分かります。
・しかし、スケッチのように大切なところをじょうずに写すのは難しいよ。

 

『比較』・『関連』を大切にしよう。

◎くらべてみよう。つながりを探そう。
・3年生以上は、『比較』を入れましょう。
 比べるときは、比べようとすることだけ変えて、他のことはいっしょにしておかないと比較しにくいですよ。
・4年生以上は、『関連』を入れましょう。

 

観察して分からなかったことをメモしよう。

◎『分からなかったこと』が研究の深まりへのステップだよ。
・素晴らしい研究を見ることがよくあります。
・必ず、『深まり』があります。1度調べて終わりました。ではなく、『分からなかったことをどう調べるか』が大切です。

【スケッチの見本だよ】

『総合』を意識しよう。

◎最近の研究では、やはり『総合』ともいえるものが多くあります…!!!
・最近の入選作品を見ると、理科や社会科だけのものより、教科の範囲(はんい)をこえた研究が選ばれるようになっています。
 理科の研究をしていても、深めるにつれて理科か社会科か分からなくなります。でも、気にすることはないと思います。
 『調べ方』も、これまでの、『理科といえば小学校では、実験と観察』が中心でした。しかし、『資料を集めること』や、特に『伝聞(でんぶん…人に話を聞かせてもらうこと』も大切になってきました。

 ただし、研究はやはり自分でやったことが中心です。『人に聞いたこと』『インターネットで調べたこと』は、できるだけ簡単(かんたん)に要点(ようてん)をまとめて紹介程度にしておきましょう。

 インターネットで調べたことは、5行程度でまとめるようにしましょう。

 

感想を書こう。

◎感想がこれからの『』をのばす。

3.

『まとめ』では、目的にあわせた方法を考えよう。

 

もちろん、『分かりやすく』が大切だよ。

◎内容にあわせて、『』や『グラフ』にしよう。

 

表やグラフから読みとろう…!!!

◎小学生の自由研究を見ていると、『もったいない。』と、よく思います。
 もっといろいろなことが分かるのに、かんたんなまとめだけで終わっています。『表』や『グラフ』からは、もっといろいろなことが分かります

 

模造紙に書くだけが『まとめ』ではないよ…!!!

◎『だれに』・『何を』・『どのように』によって、まとめ方は変わります。

 例えば、その場で聞いてもらうだけの発表では、OHPなどを使います。写真なども大きくして見やすいですね。
 でも、かべにはって後からも見てもらうときには不便です。このようなときには、模造紙が便利です。方眼のあるものが使いやすいですよ。ただし、大阪府の学生科学賞などに出品しようと思う人は『四つ切り程度の用紙』などのきまりがありますので注意が必要です。もちろんホームページでの発表も多くなってきました。