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2001年の6月です。

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大阪府池田市豊島北

 水泳で子ども達と遊んでいるときに、プール(3階)の水を1階にこぼしてしまいました…?もちろん全部ではありません。排水口(はいすいこう)から水があふれたのです。しかも、あふれた場所には、警察官・ガードマン・教育委員会・校長先生など大勢(おおぜい)の人が集まっていました。「まさか。」と思いながら見に行った後は、おわびの言葉しかありませんでした。水泳が終わった後の子ども達も、そのようすを見ていました。でも、その目の先は2ひきのアオスジアゲハに集まっていました。数日前から、このチョウの姿をよく見るようになりました。「きれい。」・「飼ってみたい。」子ども達の声でした。

 この時期に雨が少ないと、よく水に集まります。水の中の栄養(えいよう)をとるためと、体の温度を下げるためだと考えられています。

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兵庫県川西市

 ずっとお世話になっている、以前大学の先生をしておられた方達とヒメボタルの調査(ちょうさ)に行きました。この時期には、池田市のヒメボタルはいなくなっています。ところが、山の中には、小さなヒメボタルが飛んでいます。『小型のヒメボタル』とか、『金ぼたる』とよばれています。しかし、くわしいことはよく分かっていません。いったい、山の中には、どれくらいのヒメボタルがいるのだろうと思ってしまいます。ところが、見られるのはほとんどおすだけです。

【変わったくらしをする生き物】の【ホタルのなかま】

 近くの川では、まだ、ゲンジボタルが10匹以上飛んでいました。小さなヒメボタルを見た後は、あまりの力強さに感心してしまいます。

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大阪府池田市

大阪府豊能郡能勢町

 能勢(のせ)のほうでも、ゲンジボタルの成虫の数がそろそろ減(へ)りだしたそうです。

 市内で最後までヒメボタルの観察をしておられる方々の連絡(れんらく)でも、数が0になった、または、後1匹だけが光っているだけだそうです。そろそろ小型のヒメボタルの季節になります。ただし、こちらは、山の中を探(さが)しまわらないと見つかりません。

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大阪府池田市豊島北

 子ども達と育てているヒメボタルが次々と孵化(ふか)しました。小さな幼虫を大切に飼っています。子ども達が調べたことなどもホタルのページで紹介しています。

【変わったくらしをする生き物】の【ホタルのなかま】

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大阪府池田市緑丘

 出張(しゅっちょう)が終わって帰るときに、池田市立緑丘小学校の玄関(げんかん)近くの芝生(しばふ)を見るとネジバナが咲(さ)いていました。よく見られる野生のランです。小さくてランのようには感じませんが、虫めがねなどで見ると花のようすがよく分かります。最近は、野生のランを見つけるのがむずかしくなりましたが、この花だけは芝生にはえてくるので見ることができます。

 ところが、この花を見ていると、いつも理科でお世話になっている方が、「この花で、引っぱりあいをして遊んだものですよ。」と話してくださいました。理科の先生達と『草相撲(くさずもう)・花相撲』とよんだらいいのかな、などと話していました。ふつうは、オオバコを使いますね。こんなきれいな花を使って遊んでいたなんて、なんとぜいたくな、と思いました。ちなみに、その方が遊ばれたのは鳥取県でのことだそうです。これが【ネジバナの花】ですが、20年ほど前に池田市立神田小学校で撮影したもので、少し雰囲気(ふんいき)が分かりにくくてもうしわけありません。

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大阪府池田市

 昨日、わたしと同じ場所のヒメボタルを観察しておられる方にカブトムシを見せてもらいました。「光に来たかぶとむしが、道にひっくりかえっていた。」とのことでした。フィルムケースに入れても動けるほどの大きさでした。ときどき、子ども達が飼育に失敗して小さなカブトムシになることがありますが、このへんでの自然のカブトムシは、あまりこのように小さくなりません。

 ただし、地域によって違います。以前から紹介したいと思っている、小さなカブトムシがいる場所があるのですが、夏に行けたら紹介します。(沖縄県ではありません)

 ついでに…?、【オオクワガタを大きく育てるこつ】を紹介しておきました。

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大阪府池田市綾羽

 いつものように、週に1度の自分のヒメボタルの観察に出かけました。この時期は、ほとんどの人がヒメボタルの観察を終わってしまっています。少し、ていねいに見ると4匹のめすを見つけることができました。

 でも、みんなどこかおかしいのです。どこの地域でもこのようなことが起きているはずです。くわしくは、【変わったくらしをする生き物】の【ホタルのなかま】を見てください。

 ホタルではありませんが、ヤブキリが鳴き出しました。「ジッジッ」とか、「ジジジジ」と木の上で大きな鳴き声を出しているのがこの昆虫です。キリギリスにとても近いなかまです。幼虫のころは、あまり区別がつきません。しかし、成虫になると、キリギリスは草原でくらします。ヤブキリは、木の上でくらします。成虫に近くなると肉食(にくしょく)になります。

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大阪府池田市大阪府立園芸高校隣

 ヘイケボタルの観察会がありました。わずかに残った環境(かんきょう)で、10匹ほどの成虫と数10匹の幼虫を見ることができました。最近、町の中でこのようにヘイケボタルの観察ができる場所が少なくなりました。

 ところが、ここの場所も後1年残されるかどうか分かりません。「ホタルを他の場所に移せばいいのではないか。」と、いう話もあります。いつも生き物を見る時に忘れてほしくないのが、環境(かんきょう)です。ホタルを残すことが大切なのでしょうか。さまざまな生き物が生きる環境を残すことが大切なのでしょうか…?

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大阪府池田市大阪府立園芸高校隣

 社会見学の途中で、アゲハチョウがよく飛んでいました。アベリアなどの花にも吸蜜(きゅうみつ…みつをすうこと)に来ているのですが、ヤブカラシでのようすが心に残りました。こきざみにはねをふるわせながら吸蜜しているのを見ると夏が来たことを感じるからです。

 しばらくの間、アゲハチョウの卵や幼虫を見つけやすくなりそうです。

 しばらく歩いていると子ども達が、「みつばちがいっぱいいる。」と、言い出しました。近くの木の根元(ねもと)を見るとミツバチの巣(す)の入り口がありました。

 大勢の子ども達を連れていたので、「何もしないと、さされることはないよ。」と言いながら通り過ぎました。しかし、そのうちに苦情(くじょう)が出て、巣はコンクリートなどでおおわれてしまうのかも知れません。気にしないふりをして通ったので、ニホンミツバチかヨウシュミツバチかは、分かりませんでした。ニホンミツバチだと思いますが…。

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兵庫県猪名川町下阿古谷

 数日前にお知らせした下阿古谷(しもあこたに)のゲンジボタルを見に行かれた方が、「たくさんのほたるが光っていた。」と伝えてくださいました。

 そろそろ発生(はっせい)の最盛期(さいせいき)になっていると思います。昔からの発生地でたくさん光っているのを聞いて、安心しました。

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大阪府箕面市

 ここ数日、箕面川でけっこうゲンジボタルが多く見られるという話を何人もの方から聞きました。具体的(ぐたいてき)な情報でなくて申し訳ありません。

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大阪府池田市五月山

 自然観察会がありました。参加者は、小学生です。附属池田小学校の子ども達の冥福(めいふく)を祈ってからの観察会でした。なくなった小学生の中には、生き物が好きな女の子もいました。始めは、涙がとまらなかった観察会でしたが、みんなでこの子の見れなかったものも見てあげることにしました。

 わたしが用意した観察する生き物はすぐに見つかってしまいました。その上、「このようなものが見られるのか。」と、思うようなものまでたくさん見つけてくれました。モリアオガエル・ヤブキリ・コロギス・ホタル・コムラサキ・テングチョウの蛹(さなぎ)のから・オオオサムシなどふだんの観察会で出てこない生き物が次々と姿を見せてくれました。

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大阪府池田市池田市立石橋小学校

 今日予定されていた『石橋小学校のホタルの観察会』は、中止になりました。また、事態(じたい)を重く考え、延期は、しないことなりました。季節とは関係がありませんが…。

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大阪府池田市池田市立石橋小学校

 今日予定されていた『石橋小学校のホタルの観察会』は、中止になりました。ゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタルと3種類ものほたるが見られる観察会ですが、延期(えんき)になりましたらお知らせします。

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大阪府池田市

 飼育(しいく)している地域(ほくせつちいき)のオオクワガタやヒラタクワガタが産卵(さんらん)しています。

 大きく育てるこつの一つが、『卵を取り出すこと』です。ちょっとむずかしいかな…。明日の観察会が終わって時間がありましたら、写真で説明をつくっておきます。

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兵庫県猪名川町下阿古谷

 親戚(しんせき)から連絡(れんらく)がありました。

 この場所は、かつて数えきれないほどのゲンジボタルが飛ぶ場所でした。私が、以前ゲンジボタルを見たいときは、ここに行っていました。たった一人で見ていたのです。その後、新聞にのってからは、車の列がてきるほどになりました。しかし、今日の電話では、最近は数が減(へ)ったということでした。少し残念(ざんねん)でした。この場所は、地域(ちいき)の方が大切にしておられたので、あまり減らないだろうと思っていたからです。

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大阪府池田市井口堂

 昨日は、ラジオの取材(しゅざい)などで遅く(おそく)なってしまいました。ヒメボタルの観察が目的(もくてき)が中心でしたが、ほかのホタルのようすも見ることになりました。

 井口堂は、町の中で多くのヘイケボタルがみられます。町の中でホタルが見られるのはめずらしいと思います。なにしろ、車や人にひかれて死んでしまうような場所なのですから…。4日の夜は、20匹以上を見ることができました。実際(じっさい)の場所を初めて見たときは驚(おどろ)きました。

 この近くには、10匹以上のゲンジボタルを観察できる場所もあります。箕面市の瀬川でも、この日は、10匹以上を見ることができました。

 ヘイケボタルは、池田市の荘園(そうえん)でも見ることができます。まだ、幼虫が多いのですが、もうすぐ成虫も多くなると思います。この場所も、驚くような場所です。こんなところに…。わずかに残った場所にすんているホタル達です。

 これらも写真で紹介(しょうかい)したいのですが、時間の関係で機会(きかい)があるときになります。

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大阪府池田市綾羽…五月山

 来週の観察会の下見(したみ)で、五月山の杉ケ谷(すがたに)に行きました。

 おどろいたことに、途中(とちゅう)の五月山にそった広い道路に数えきれないほどのテングチョウの死骸(しがい)がありました。はじめは、「枯れ葉があるのだろう。」と、思っていたのですが、ゆっくり歩いてみると次々と見つかります。一か所に3匹も集まっている場所もありました。まだ、死んでから時間がたっていないようでした。3分ほど歩いて約30匹を数えることができましたが、あまりに多いのですぐにあきらめました。

 5月7日に、道場の幼虫を紹介しましたが、今の時期にいっせいに成虫になります。そして、長生きするものは、ほぼ1年を成虫ですごします。

 予想(よそう)どおり、緑のセンターの広場はテングチョウだらけでした。100匹をこえるチョウが地面にとまっています。時々、ウラギンシシミとアオスジアゲハ、ルリシジミがいるだけで、ほとんどがテングチョウなのです。

 杉ケ谷でも、場所によっては、数10匹が集まっていました。ほかにも、たくさんの生き物に会うことができました。シマヘビ・モリアオガエルの卵のかたまり・カマキリの幼虫・ラミーカミキリ・アカシジミ・キタテハ・何種類もの毛虫…きりがありません。いろいろな花も咲(さ)いていました。

 今週は、いそがしいので写真で紹介できないかも知れませんが、時間がありましたら、「テングチョウ」と「杉ケ谷」の生き物の紹介をつくっておきます。

 テングチョウのことは、こちらのホームページで紹介されています。ここです。

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池田市桃園

 子ども達が、「スズムシが30匹ほどかえった。」と、教えてくれたので、ひさしぶりに様子を見ました。ひとつの入れ物だけですが、20匹ほどがかえっていました。年によって差(さ)があるのですが、これまでの記録(きろく)では、20日ごろまでに孵化(ふか)します。ただし、家の外の物入れにおいていたものです。室内(しつない)では、とっくにかえっていると思います。

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大阪府池田市井口堂

 今年、初めてゲンジボタルを見に行きました。ほんとうは、豊島でヒメボタルの観察をしたのですが、0匹でした。いつもたくさんのヒメボタルが光る時期が少し遅いのですが、心配になってきました。観察会ができるかな…。

 ゲンジボタルの場所は、もちろん近くです。数はあまり多い場所ではありません。この日は、10匹ほどを観察することがでました。めすは、1匹だけでした。

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大阪府池田市豊島

 先月、子ども達が、「アメリカザリガニが子どもを産んでいる。」と教えてくれました。ちょうど5月くらいがアメリカザリガニを飼っていて、楽しい時期のようですね。

 

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