【戻る】

2002年の9月です。

25

池田市井口堂…(imaj)さんの話です

 ルリタテハの幼虫が次々と蛹化(ようか…さなぎになること)しているそうです。ルリタテハは、秋には町の中でも幼虫がよく見られます。この幼虫も、ツマグロヒョウモンの幼虫と同じようにとげだらけですが刺(さ)すことはありません。蛹化のようすをビデオで撮影(さつえい)されたそうです。いつも不思議(ふしぎ)なのですが、どうして蛹になるときに落ちてしまわないのでしょう。

 ルリタテハの幼虫も前蛹(さなぎになる前の幼虫)のときは、腹部(ふくぶ)の先でぶらさがっているだけです。蛹になっても腹部の先でぶらさがっています。では、脱皮(だっぴ)のときには落ちてしまう…?ぜひじっくりと観察してみてください。幼虫は、ホトトギスやユリの葉にこの時期にはよくついています。

25

池田市五月山…(imaj)さんの話です

 池田市の五月山にもアサギマダラが姿を見せているとのことでした。23日が初見(しょけん)で、25日には5ひきにマーキングをし、ほかにも3びきを目撃(もくげき)したとのことでした。ここ1〜2週間が観察にはいい時期になりそうです。最近は、説明をすることが多かったのでまともな写真を自分で撮(と)っていません。ぜひ、見に行きたいものです。

25

池田市桃園・姫室町・呉服町・満寿美町・神田

 朝、仕事に行く途中(とちゅう)で虫の声を聞きました。昨日、今日と気温が下がり午前8時前に聞けるコオロギの種類がきゅうに減(へ)ってきました。カネタタキは、『チンッ…チンッ…』とゆっくりと鳴いています。ハラオカメコオロギの『リッ・リッ…』も1秒に1回鳴いているかどうかです。エンマコオロギの声も朝には聞かれなくなりました。しばらくは、気温が高くなった昼に鳴くようになります。

24

池田市宇保町

 仕事に行く途中(とちゅう)で、オレンジ色のチョウを見ることが多くなりました。『生き物の飼い方』でも紹介(しょうかい)しているツマグロヒョウモンです。花に吸蜜(きゅうみつ…みつをすうこと)に来ているのをよく見ます。もうすぐ、パンジーの近くに糞(ふん)が落ちるようになります。ツマグロヒョウモンの幼虫がいる証拠(しょうこ)です。とげだらけですが、さすことはありません。

21

兵庫県川西市

 昨日のとおり12個の月見団子を買ってきました。ススキは、近くの河原(かわら)でとってきました。ところで、わたしはこのような行事にはあまりくわしくありません。分からないことばかりです。
・10月18日にも月見がありますが、この二日以外は、団子はかざらないのでしょうか。
・「こしあん」、「つぶあん」どちらでもいいのでしょうか。
・昔から、「よもぎ」の団子もあったのでしょうか。
・本には、「あんのない団子」の絵がかかれています。ほんとうは、このような団子だったのでしょうか。
・団子を乗せる台は、正月の「鏡餅(かがみもち)を乗せる台」と同じでいいのでしょうか。
・河原には、ススキ以外のカヤなどの植物があります。これらで代用してもいいのでしょうか。
・アジアの国々でもこの日によく似(に)た行事があるのでしょうか。以前に子ども達とベトナムの学習をしているときには、同じようなものがたくさんありました。(また、留学生に教えてもらいます)
 団子だけでも「はてな」で頭の中がいっぱいになってしまいました。

 こんなことを考えながら、最近学校のホームページでよく使えるソフトを探(さが)しに川西市へ行きました。池田市との境にある軍行橋(ぐんこうばし)をわたった川西市にMIDORIがあります。この北側を通っていたときのことです。たくさんの『カ』が飛んでいると思ったその時、『カ』ではなく『アブラコウモリ』だと気づきました。車だったのできちんと数えることはできませんでしたが、50ぴきはいました。池田の市街地でも数10ぴきのアブラコウモリを見ることがあります。「そんなにえさになる昆虫がいるのかな。」と不思議(ふしぎ)になります。

20

池田市…全国どこでもほとんどいっしょですね。

 「昼に金星が見えるかな。」と思い、正午過ぎに空を見ました。残念(ざんねん)ながら雲が多くとても見えるようすはありませんでした。そろそろ肉眼(にくがん)で昼間に金星が見えます。午後2時ごろに南の空に見えるはずです。なんとなく空全体の中から金星を見つけようとしてもまず見つかりません。最近(さいきん)は昼間の金星を見ていなかったので太陽からの角度がどれくらいかを忘れてしまいました。申し訳ありません。そろそろ新聞などにものると思います。太陽からの位置(いち)が分かるとはっきりと星があるのが分かります。太陽からどれくらいの場所にあるかは、夕方に確(たし)かめると次の日に見つけやすくなります。必ず太陽を見ないようにして観察をしてください。建物(たてもの)に太陽がかくれるようにすると探(さが)しやすくなります。一生に一度くらいは、昼間に「地球」や「太陽」、「月」以外の星を見るのも楽しいですよ。もちろん白い小さな点にしか見えません。

 今日は、待宵(まつよい)の月です。夕方には雲って見えませんでしたが、しばらくするときれいな月が見えました。明日は、仲秋(中秋…ちゅうしゅう)の名月です。わたしはほとんど毎年月見団子(つきみだんご)を買いに行きます(去年は、行けませんでしたが…)。ところが、毎年何個買うのだったかを忘れます。年によってかざる数が違うのです。今年は、12個です。うるう年は、13個です。いつも市役所の近くの和菓子屋さんで確かめて買っています。しかし、さすがに12個は食べきれません。

17

池田市桃園

 やっと雨が降(ふ)りました。でも水不足の解消(かいしょう)にはならないでしょうが。それでも気温は昨日よりも低くなりました。

 低くなったといっても大阪の平地は暑い。以前に調べた資料(しりょう)には、『夏の大阪は日本で一番暑い』とありました。何の資料だったのか忘(わす)れてしまったので、最高気温の平均(へいきん)か、決まった時刻(じこく)の気温の平均なのかよく分かりません。

 この前から紹介しているハラオカメコオロギの鳴き方は、気温が高いと何回『リッ・リッ・リッ・…』と続けているの正確に分かりません。「いち・に・さん・し・…」と数えていると追いつかないのです。このようなときに簡単(かんたん)で優(すぐ)れた数え方があります。『音を聞きながら、えんぴつで紙をたたく』のです。点をならべるように練習(れんしゅう)するとすぐに上手(じょうず)になります。後はその点を数えるだけです。なんとんく聞いているとハラオカメコオロギは5〜6回続けているのかな、と思ってしまいますが、この方法で記録すると10回以上続けていることが分かります。

15

大阪府豊能郡宿野(の人の話です)

 池田市でも朝夕が涼(すず)しい日が多くなってきました。このことが少し話題(わだい)になりました。「宿野の朝夕は、涼しい、寒い、どちらの言葉の感じかな。」という質問に、「寒い。」という答えが返ってきました。いろいろな地域(ちいき)の気温(きおん)を知りたいですね。

14

池田市

 飼育(しいく)ケースで飼っているカブトムシの幼虫がマットの上に出てしまいました。このようなときに、どうしたらいいのかという質問(しつもん)がよくあります。カブトムシの飼い方のページの下に説明(せつめい)を追加(ついか)しました。

【カブトムシのページへ】 

13

大阪市あびこ

 今日は、仕事で大阪市のあびこに行きました。必ずといっていいほど見られるのがアゲハチョウです。昨日は、水草のことを書きました。アゲハチョウは、ぎゃくに大阪のものと四国のものは同じはずです(ナミアゲハの町の中にいるもの)。

 もし、人のくらしがなければアゲハチョウはどれほどめずらしいチョウなのだろう、と思うことがあります。

 同じように、子ども達が好きな○○○○○も大阪府と長野県では違いはないはずです(沖縄県のものは違いますので注意が必要です)。ただし、人のくらしとの関係ですんでいるのであって、人がいなければ○○○○○もすんでいない地域が多いはずです。そのことについてのおもしろい話を長野県の人に聞いたことがあります。去年、今年と夏に確(たし)かめに行くことができませんでした。今年の夏も終わってしまいました。来年こそは紹介(しょうかい)したいですね。それまで○○○○○は、ないしょです。1年も長いですね。しかし、生き物を調べていてうまくいかないと、次は1年後ということがよくあります。

12

大阪府寝屋川市池田

 今日は、仕事で寝屋川市(ねやがわし)に行きました。以前から、寝屋川市には池田という地名があり池田小学校という学校があることを知っていました。しかし、近くに行くのは初めてです。

 いそいで行って、一日仕事をして帰るだけです。見たのは、道と建物と水路(すいろ)だけです。水路に目がいきました。きれいな水の中に水草がゆれているのです。住んでいる人には、ふつうの光景(こうけい)だと思います。しかし、わたしの住んでいる地域(池田市桃園)では30年ほど前に失われたと思います。ハスの畑があり、タガメもいたほどですから…。

 残ってほしい光景だと思いました。…と書くと、『近くの水路に水草を持ってこよう。そうだ。四万十川の水草がいいかも知れない。』などと、すぐに考える人もいます。でも、ちょっと考えてください。地域の水草と四万十川の水草は同じでしょうか。それに、水草には、数え切れないほどの小さな生き物などがついています。いっしょに運んでくることになります。ほかのものにどのような影響(えいきょう)があるか考えられますか。

11

池田市大和町

 朝、6時ごろに池田市役所周辺で「鳴く虫の観察」をしました。もちろん仕事の移動(いどう)の途中(とちゅう)です。さすがに町の中。鳴いていたのは、ハラオカメコオロギが1ぴきとカネタタキが1ぴきでした。小さな空き地に草がはえているだけでたくさんのコオロギが鳴きます。小さな環境(かんきょう)って、大きいですね。

 そのかわりといっってはおかしいかも知れませんが、役所の前のイチョウに銀杏(ぎんなん)ができていました。秋ですね。よく拾っている人を見かけますが、車には十分気をつけてください。

10

池田市桃園・姫室町・呉服町・満寿美町・神田

 朝に「鳴く虫の観察」をしました。といっても仕事に行く途中(とちゅう)で耳をすませただけです。

 アオマツムシのやかましい鳴き声がないので、ほかの虫の声がよく聞き取れました。リー・リー・リーと続けいてるのがツヅレサセコオロギです。リッ・リッ・リッっと5〜6回ほど続けているのがハラオカメコオロギです。カネタタキは、チン・チン・チンとかわいく鳴いています。エンマコオロギもコロコロリーリーとよく鳴いていました。

 しばらく続けてみようと思いました。

 神田でアゲハチョウがあさがおの花の蜜(みつ)をすっていました。ひとまず、一般的な図鑑にはのっていませんでした。半分野生化したような青い花でした。ほっちらかしにしているものが咲(さ)いたようです。どこが植えている花かなと思いました。ひょっとするとわたしの職場(しょくば)かな。

9

池田市五月山

 昨日、取材(しゅざい)が入ったので五月山に出かけました。しかし、あいにくの天気…。秋らしい生き物は、姿を見せてくれませんでした。なぜか、この時期には、カナヘビの子どもをよく見かけます。もちろんゆっくり歩いていると何種類かのカマキリにも出会います。この日は、ハラビロカマキリだけでしたがヒメカマキリなどにも出会います。できるだけゆっくり歩くことがこつです。

 今年は、季節の移り変わりが早い年でした。アサギマダラの渡(わた)りも早いかも知れません。そろそろ気をつけた方がいいですね。

9

池田市

 昨夜は、朝方に思わずタオルケットをかぶるほどすずしくなりました。秋らしくなりました。暑いときには、「暑い、暑い。」と文句を言いながらも、すずしくなると、きゅうに寂(さび)しさを感じるのはふしぎです。今も、ツヅレサセコオロギは、夜に元気よく鳴いています。もう少しすずしくなると昼間に鳴くようになります。気をつけておいてください。ツヅレサセコオロギの「つづれさせ」というのは、「冬にそなえてつづくりものをしておきなさいよ。」と鳴いているように聞こえることからついた名前だそうです。今は、元気よく鳴いているのでそのような感じはあまりしません。秋遅くにこのツヅレサセコオロギの声を聞くと少しそのような気持ちになります。しかし、今の時代は、つづくりものをあまりしなくなったようです。豊かな時代には、心は貧しくなるのかも知れませんね。

 

【戻る】