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イチョウ科
葉を落としたイチョウの枝の写真です。枝のようすを見て気づいたことがありますか。
よく見るとイチョウの枝には長いものと短いものがあります。長い枝に短い枝が交互に出ています。ふつうの木では光を求めて開いている空間に枝を伸ばしていきます。
イチョウは太陽の光を多く得るために枝の伸び方に工夫があります。あまり葉をつけない長枝(ちょうし)とたくさんの葉をつける短枝(たんし)があります。長枝は光を求めて長く伸びます。そして伸びた長枝には長い枝をつけずに短い枝にたくさんの葉をつけます。これも太陽の光を多く受けるための戦略です。
若葉のころです。下から見るとイチョウが太陽の光を浴びるのに、短枝と長枝を組み合わせながら葉を広げようとしている様子がわかります。いろいろな光を浴びるための戦略があるようです。
上の写真をクリックすると大きな画像で見ることができます。