((木にうめこんで飼う方法))



・「木にうめこんで飼う方法」と「マットにうめこんで飼う方法」などいろいろな飼いかたがあります。
・「木にうめこんで飼う方法」のほうが初(はじ)めての人でも失敗(しっぱい)が少ないようです。
・そのまま何も世話(せわ)をしません。ただ、成長(せいちょう)のようすはあまり観察(かんさつ)できません。



幼虫は、絶対(ぜったい)に手でさわらないでください。幼虫が死(し)んでしまうことがよくあります。


幼虫を飼うときに用意(ようい)するもの

飼育ケースと枯れた木
クワガタ用マット



幼虫のうめこみ方法

・半日ほど木を水につけておきます。その後、また半日ほど木を乾(かわ)かします。時々、しばらくおいたために木がかびだらけになって心配(しんぱい)する人がありますが、全然(ぜんぜん)心配はいりません。



・ドリルで幼虫を入れる穴(あな)をあけます。もちろんこのような持ち方では危険(きけん)です。大人の人にやってもらってください。2齢(れい)以上(いじょう)の大きな幼虫は、穴をあけなくても自分からもぐりこみます。小さいものでも木の近くにうめてやるともぐることが多いようです。



・穴のなかに幼虫を入れます。これまで幼虫が食べていた木のくずを底(そこ)に少し入れ、幼虫を入れてからそっと先ほどの木のくずでおおっておきます。こうすると失敗(しっぱい)がほとんどありません。



・容器(ようき)の中に幼虫をうめこんだ木と、もう1本うめこんでいない木を入れます。オスで大きくなるものは、1本の木ではじゅうぶんではありません。その上にもマットをつめておきます。



・ふたをしてできあがりです。



・最後(さいご)に必(かなら)ずラベルをつけておきましょう。「いつ」・「どのような木を使って」・「水分(しめりけのこと)はどれくらいにしたか」などを書(か)いておきます。生き物の飼育(しいく)でも、観察(かんさつ)でも記録(きろく)はとても大切(たいせつ)なものです。記録を書くことで飼育が上手(じょうず)になります。



・後は、このまま直射日光(ちょくしゃにっこう)のあたらない場所(ばしょ)においておきます。途中(とちゅう)で水をあげたりはしません。来年(らいねん)の夏まで楽しみに待(ま)っていてください。



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